年中組の活動のひとコマ
「ブンブンごま」
年中組では、3日間かけて「ぶんぶんごま」を作りました。1日目、二つのダンボールを貼り合わせ、白い紙・星・お花を飾りつけました。2日目は、5色のビニールテープの中から好きな色を8枚選んで飾りつけをし、そして、3日目にひもを通して完成です。

自分たちで“おもちゃを作る”ということに嬉しさや期待を膨らませながら取り組む姿があり、できあがるとさっそく廻そうと挑戦するのですが・・・ここで子どもたちは、一度や二度では上手く廻せないことに気がつきます。根気強く練習を重ねる子、あきらめてしまう子、みんなの様子を見ている子など様々ですが、それぞれが自分の力で廻せるようになるまでの道のりには、子どもの数だけドラマがあります。

ある日のこと、次々と廻せるお友だちが増えていくなかで、なかなか気持ちが向かないAくんの姿がありました。そんなAくんを見た仲良しのBくんは、すっと傍らに寄り添い「あ〜まだまだ!」「うん、いい感じ」と言葉で励ましたり、自分が廻したこまをAくんがそのまま廻せるように、紐が上手にねじれた状態でタイミング良く手渡したりと、手厚く教えながら応援をしていました。Aくんもそれに応えようと何度も何度も繰り返し挑戦しています・・・・。

お友だちの頑張る姿を見て自然と言葉をかけ、真っ直ぐな気持ちで向かい合う二人のやりとりに、とても温かい気持ちになりました。 時には、年中組のお部屋に年長さんがやって来て、ぶんぶんごま教室を開いてくれることもあります。クラスや学年を超えた関わりに、心の育ちを感じている保育者です。
〈 活動のねらい 〉
ぶんぶんごまの活動は、単なる製作活動に留まらず、子どもたちの心の成長を期待して取り組んでいます。諦めずに続けること、その先にある大きな達成感。そして、友だちとの関わりから生まれる思いやりの心。その全てが、次の新しいチャレンジへと繋がっていきます。